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対応プラットフォーム
PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox Series X|S
PC(Steam)
Mac(Apple Silicon対応)
iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max
iPad(M1チップ以降のモデル)
あらすじ
ラクーンシティ壊滅事件から6年後──
政府のエージェントとなったレオン・S・ケネディは、アメリカ大統領の娘アシュリー・グラハム誘拐事件の捜索任務で、ヨーロッパのとある山村に潜入する。
そこは、異様な村人たちと**寄生体「プラーガ」**によって支配された場所だった。
村を支配するカルト教団「ロス・イルミナドス」が背後にいることが明らかになり、レオンは命を懸けてアシュリーを救出し、陰謀を阻止しようとする。
探索の中で、レオンはかつての宿敵や謎多き協力者と再会し、次第に村の恐るべき真実へと迫っていく──。
プレイレビュー
オリジナル版はゲームキューブで最初に発売されて、その後のヒットを受けて当時の各プラットフォームに次々に移植されていますね。 20年も前のゲームなのに未だに改造modが作られていたり動画が投降されて続けていたりとその人気の高さがうかがえますね。 私も時々見ています。
■グラフィック
そもそもカプコンのグラフィックは昔からすごかったですが、今作でもさらに磨きがかかった素晴らしい臨場感を提供してくれるものになっています。 最初の村の何とも言えないジメっとしている湿った感じはまるでカビ臭いにおいまで感じられるようなものですし、古城の中も凛とした雰囲気の中に何か不気味な物が潜んでいるような何とも言えない不安を感じる画作り素敵です。 全体的に陰影の差が美しく何度プレイしてもその世界に引き込まれますね。
当然クリーチャーの見た目もその進化に合わせてより気持ち悪かったり恐ろしくなっているのも本作の見どころだと思います。
もちろんヒロインのアシュリー、それにエイダもより美しくなってゲームに華を添えてくれています。
後に追加されたエイダ編では文字通りエイダをプレイアブルとして操作できるのも魅力です、

チェーンソー姉妹ももちろん恐ろしさに磨きが掛かってます。
ストーリー
ストーリーについては大枠では変わらないものの、細かい会話の追加や描写の追加でそのキャラクタの人間性や性格がよりプレイヤーに伝わりやすくなっていて感情移入の度合いを高めてくれていると思います。
個人的にはアシュリーとレオンの軽口の掛け合いが結構好きですね。
ルイスもキャラクター性はオリジナルと変わりませんが、自身が関わっていたことに対する罪悪感と後悔のようなものが滲む描写がより伝わってきて良いですね。いい加減そうなキャラクタがしっかりと正義感をもって行動するってのは何か憧れみたいなものを感じます。

ルイス、、、もうちょっとアシュリーみたいに一時的に操作できるところとか追加されてたら嬉しかったなあ。。。
追加要素
・ナイフの耐久値
個人的には武器や防具に耐久値のあるゲームはあまり好きではないのですが、RE4の場合はあくまでもナイフはサブウェポンとしての位置づけの為あまり気にならなかったです。 逆にナイフの耐久値を鑑みてステルスでいくか銃で行くかなどの選択肢が広がって良かったです。
・パリィ
これも耐久値と同じく最初はいらないのではと思っていましたが、パリィは全編を通して必須になる場面はなく立ち回りでカバーできることがほとんどなのでストレスにはなりませんでした。
必須ではないがゆえに、あえてパリィを狙いに行って決まった時はかなり爽快感あります。
・ステルス
基本的には私はステルス苦手なのでさっさと発砲してド正面から撃破するスタイルなんですが、このステルスも敵を発見した際に正面突破するか、1人ずつ処理して見つからず安全に進もうとするかのプレイスタイルの選択ができるので新たな戦術の広がりを体験できます。
・クラフト要素
弾薬や回復アイテムをクラフトできるようになったのも プレイヤーが状況に応じて持っているリソースをどう使うかといった選択肢を常に迫られることになり、プレイの戦略性が増しています。
・商人周りの刷新
依頼ミッション、スピネルのトレード、武器改造、といった要素が加わってよりプレイヤーごとの自由度の高さが増したことにより自身のオリジナリティを出したプレイが可能になったと思います。
私はボルトスロアーをなるべく強くして弾薬の節約プレイをしてました。
ザ・マーセナリーズ
無料DLCとして提供されているマーセナリーズですが、初めはあまり良い記録を出せなくてもプレイしているうちに徐々に上手くできるようになっていくので、ついつい止め時を無くして時間がある限りプレイしてしまいますね。
世界ランキングレベルの人は動画を公開していてわずかの得点差を競っていたりするのでyoutubeでの動画検索かなり時間泥棒になります。

サッと初めてすぐ終われるのもマーセの良い所。
まとめ
オリジナルが既に完成度が高く、リメイクといってもグラフィックが新しくなって敵が少し追加されるくらいかなと思っていましたが、ゲーム性・物語性・演出等すべてにおいて進化していてオリジナルを知っていても知らなくても高いレベルでサバイバルホラーを体験できます。 もちろん難易度設定もあるのでこういったゲームが初めての人でも十分楽しめる作品になっていると思います。
RTAやTASといったクリアタイムを競う要素も盛んな上、ナイフ縛りや初期ハンドガン縛りなど様々な制約プレイも盛んに行われていて それらを動画サイトで沢山見ることができるのも本作の魅力です。
どう考えても無理だろうと思われるような設定で物語を進めている動画も沢山あって、時間を忘れてみてしまいます。
フルプライスでも十分過ぎる濃い内容の本作、怖い系が大丈夫なら絶対にお勧めの作品です。