
「物は言いよう」という言葉がありますが、具体的な指示がない状態の「良い感じにしておいて」とか「お任せするので適当に」といった主導権をこちらに投げるような言葉には気を付けましょう。
私は昔こういった言葉をクライアントからもらった時に不覚にも「やったー。自由にやらせてもらえるんだ。守らなければ行けない細かい設定も無いぞ。ラッキー♪」位に受け取りました。 いやあ若かったんですよね。
しかしこの言葉の正体は「プランニングもそちらに丸投げします。ただそのコストは出しませんしスケジュールも変わらないので良い感じにしておいてください」が正確であることが多いです。
相手からすれば「これで何も言ってこなければそのまま任せてしまえば良し、お金も掛からなくて良かった良かった」になるわけなので、なんとなく緩く言っておいて引き受けさせてしまうというテクニックなんじゃないかと思っています。(怖い)
もちろん「適当にいい感じにしといてくれればOK」と言っておきながら出来上がったものにはめちゃくちゃチェックバックを返してくるということもあります。
なので「良い感じに」とか「適当にやっといて」というフワッとした依頼が飛んで来た場合、社内の場合はそれはこちらの範疇でないのでちゃんと文言で制作すべきものが分かる形にしてくださいと打ち返しますし、社外のクライアントさんや別会社から来た場合でも、プランニング等は契約内容に含まれていないのでその内容で進めるなら別途料金が発生しますというやり取りをすることがあります。 こういうのは一度でも無料で受けてしまった前例を作ると、以降同じような依頼を断りにくくなるので初っ端から毅然と言っておくのが大事ですね。
まあ恩を売るという意味であえて受けておいてその後の交渉材料等にしておくという手もありますが、、、

なんかフワッとした感じであとはよろしく的にバトンがを渡してくる人が上に立っていたり、クライアントにそのような人がいた場合にはしっかり対応しないといけませんね。